柚香光とフラメンコダンスオリンピア『DANCE OLYMPIA』-Welcome to 2020-プレお披露目がプレお披露目としての役割を果たす
宝塚歌劇団花組新トップスター柚香光(ゆずか れい)さんのプレお披露目公演が行われています。
ダンスの得意な柚香光ちゃん(以下れいちゃん)は、世界のダンスをモチーフに構成された公演でプレお披露目をされています(本格的なフラメンコも!!)が、勿論宝塚ですので沢山の唄があります。
2020年1月7日(火)〜1月22日(水)の公演日程で9日の公演かられいちゃんの声が枯れてきてしまいました。
10日の休演日を経て11日の公演が明けその変更点が、プレお披露目がプレお披露目としての役割を果たしていたので今回はこの事についてご紹介したいと思います。
柚香光とフラメンコ ダンスオリンピア『DANCE OLYMPIA』-Welcome to 2020- プレお披露目がプレお披露目としての役割を果たした件
休演日明けの公演の変更点
れいちゃんのお声に違和感があったのが9日でした。翌10日は休演日で11日に通常通り公演が始まりました。
そこで休演日前と後とでは明らかな違いが。声枯れしていないれいちゃんの声が会場に響きました。
実はれいちゃんの唄のキーが休演日前より引き上げられていたのです。
もともと地声の高いれいちゃん。しかし宝塚の男役としてはどうしても低めのキーを振り当てられることになります。宝塚の公演をご覧になった事がある方はわかると思いますが「男役トップさん」を頂点とした完全なるピラミッド型。
ですのでトップさんに合わせて周りのバランスもとられて行きます。れいちゃんは本来の自分の声質よりかなり低めのキーを割り当てられてきました。
その為、今回の公演も今まで通りのキーで歌が作られていましたが、今回からトップになるれいちゃんに合わせて、急遽キーが変更されたのです。
体調が悪いわけでもなかったので自分の声質にあうキーに変更され、11日からは声がストレートにでるようになりました。
これが本拠地で「お披露目公演」をする前に「プレお披露目公演」を行う理由の一つです。
プレお披露目公演の役割
宝塚の本拠地は兵庫県宝塚市にある「宝塚大劇場」です。
宝塚には「花」「月」「雪」「星」「宙」という5組が存在し(並び順は創設順です)各組の男役トップスターが代替りする時は「新トップお披露目公演」として約1か月間(東京と合わせて2か月間)の公演が打たれるわけですが、それに先駆けて約2週間の公演が別箱で行われます。
なぜ、本拠地のお披露目の前にプレお披露目が行われるのでしょうか
トップと二番手の負担差
どのトップさんもトップスターと2番手時代との負担の違いについてお話しされています。
宝塚の路線スターさんは非常に忙しいのですが、その中でもトップさん2番手さんは桁違いに忙しいそうです。しかし、トップと2番手の間にも想像もしていなかったほどの負担差があるといいます。
2番手さんは2番手さんでトップを支えつつ自分も輝かなくてないけないので大変なのですが、トップさんには実質的な肉体的負担から精神的負担まで大変な負担がかかるそうです。
本拠地の公演はノンストップの1か月公演。その公演が始まる前に半分の長さの公演で立場に合う体力配分の仕方を覚え精神力を養い、スタッフも新トップに合う公演の作り方を確立していくのです。
れいちゃんは2番手時代は低いキーでも喉が保てていましたがトップの仕事量の場合はもう少し上げたほうが負担が少なることが分かったので、今後の公演では余程の規制がある作品以外は今までより少し高めのキーで作曲されることになると思います。
今までのプレお披露目公演での事例
今までもプレお披露目公演で声をからした新トップさんがいました。
星組の安蘭けいさん。プレお披露目公演である「ヘイズコード」で声が出なくなりました。安蘭さんは歌を得意とするジェンヌさんです。それが歌えなくなった時、全力で支えたのが相手役になった遠野あすかちゃん。
あすかは3拍子揃った実力ある娘役さんですが実力がありすぎる娘役は嫌厭される風潮があります。実はあすかにも少々そのような風があったのですが、このプレお披露目公演でしっかりと安蘭さんを支えた事によってそれまで「あすかが相手役だなんて・・・」と言っていた層の口をピタリと押えるどころか「あすかが相手役になってくれて本当に良かった」とまで言われるようになり、気持ちよく本拠地でのお披露目公演を迎えることが出来ました。
プレお披露目公演とはこうした「相手役ファンへのお披露目」という役割も持っているのです。
柚香光とフラメンコ ダンスオリンピア 『DANCE OLYMPIA』-Welcome to 2020- 花組新トッププレお披露目公演
公演概要
東京国際フォーラム ホールC花組公演Grand Festival
『DANCE OLYMPIA』-Welcome to 2020-
作・演出/稲葉 太地
公演日程:2020年1月7日(火)〜1月22日(水)
この公演は今まで「フラメンコ風スパニッシュ」を得意としてきた宝塚が、正面からflamencoに取り組んだ記念すべき公演となっています。
ダンオリBlu-rayの発売日が決まりました。4月16日です。楽しみです♪
私のサイトはフラメンコ特化サイトとして位置づけ運営していますので、いきなり宝塚の記事を書いてびっくりされた方もいらっしゃるかもしれませんが、本当にフラメンコしてますので是非ごらんくださいませ。
実は大好きなんです
ここまで、少し抑えていましたが!!!(ん?抑えきれてない?)
実は私柚香光さんがもともと好きでした。じゃじゃ~~~ん。
宝塚のスター候補生が一番最初に出す写真集も発売当時にしっかり購入しています。このころあまり宝塚関係の本は買っていなかったのですっごく気になる生徒だったのだと思います。
今回、れいちゃんが大事に大事にフラメンコを踊ってくれるので、さらにさらに好きになりました。
しかも踊っているのがファルーカです。ファルーカについて
柚香光 ダンスオリンピア『DANCE OLYMPIA』-Welcome to 2020- プレお披露目がプレお披露目としての役割を果たす まとめ
Twitterで私がツイートしたこのツイートに1日で59件のリツイートと393件のいいね、がありました。
今まで全く花組のツイートをしていなかった私のつぶやきなのに、れいちゃんがいかにファンの方に愛されているかが分かりますね。いまもいいねがどんどん増えています
れいちゃんTOPの花組時代が充実したものになりますように
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ダンオリBlu-rayフラメンコの靴音&第4回目/バラ【聖火】【はいから】さん、成長レポ
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