【宮玉】というジャンル キスマイ宮田俊哉・玉森裕太 BE LOVE たんまみーや
宮玉ユニット3部作がドラマ化される。
この作品がテレビなどで「BL」と紹介されるたびに違和感を覚えた既存ファンは多いと思う。
今回の記事はこのドラマ内容ではなく「BL」と分類されがちな今回の作品が実は「宮玉」と言いう分野であるという事を確認する為に書きました。
シンメ「宮玉」
ジュニア時代、後方シンメとして柔軟をしていただけで「まじめにやっているのか!」と怒られ続けたキスマイの宮田俊哉(宮っちさん)と玉森裕太(お玉さま)。
余りに毎日2人だけ怒られ続けるので、二人でシャワーを浴びながら「自分たちはジャニーズ向いていないんじゃないか」「悔しいな」と悔しい想いを語り合っていたことは、今までもエピソードとして語られてきましたし、ファンの間で「キスマイ・バイブル」とされている「裸の時代」という本人たちのエッセイ集でも書かれています。
CDデビューをきっかけに立ち位置が変わっても関係の変わらなかった宮玉
下積み時代は後方シンメとして活動していた二人ですが、CDデビューをきっかけにお玉さま(玉森裕太)が前列組に踊り出ました。
しかも活動が進むにつれキスマイのセンターとして脚光を浴びるようになります。
宮っちさんは元の位置で、その雰囲気もあり、いじられグループを中和する立場にありました。「宮っちの不遇時代」と呼ばれる時代です。
その中で「宮っちは格好いい」「自分の友達は宮っちだけ」「死ぬときは宮っちとがいい」と、ライブでどんなに遠くの立ち位置にいてもMCになると知らぬ間に宮っちさんの横をキープ、どんなにメンバーに宮っちさんがいじられていても(愛あるいじりでも)絶対に中に入らず、話を振られたら「俺は宮っちがいればそれでいい」と言い続けたお玉さま(玉森裕太)だったのです。
「BL」ではなく「ソウルメイト」な宮玉
そのような歩みのある二人が今回2020年ドラマ「BE LOVE」の原案となるユニット曲「BE LOVE」を2015年に発表しライブで披露したのは同年に開催された『KIS-MY-WORLD』。指輪の交換などの演出があり、それらはお玉さまの案でした。
宮っち不遇時代から変わらぬ態度で接し続け、衣装などでも格差の大きかった彼に「最高に格好いい黒タキシード」を、自分にはウエディングドレスに見立てた「白タキシード」を用意、これからもこの芸能界の荒波を乗り越えていく戦友としてファンの前で結婚式を挙げたのです。
これは既存ジャンルでは「BL」と分類されるのが分かりやすいのですが、ファンにとっては「宮玉」もしくは「たんまみーや」、どうしても既存する言葉で表さないといけないとしたら「ソウルメイト」(魂の結びつき)という言葉を使うのが適切です。
この「宮玉」ユニット作品は3部作となっていて2018年に「星に願いを」2020年に「運命」の楽曲が発表されました。
「結婚」「死別」「嫉妬」のテーマに沿って展開されます。おそらく2020年のドームツアーで完結編である「運命」が演出を伴って披露されるはずでしたが、新型コロナの影響ですべての公演が中止になりました。
キスマイのメンバーにより様々な企画が考案され2020年夏を乗り切った10月3・4日の東京ドームからの生配信コンサートでこの「運命」が披露されるだろう、とファンの間では予想されましたが1日目にも2日目にもセットリストの中にはユニット曲がありませんでした。おそらく、7人全員のファンに向けての時間を大切にしようというメンバーの想いからだと推測します。
その生配信の余韻の冷めない10月9日の早朝5時にこの「BE LOVE」のドラマ化が発表されました。
dTV 『キスマイどきどきーん!』ドラマ企画第1弾 宮玉「BE LOVE」
映像配信サービスdTVは、配信中のKis-My-Ft2の冠バラエティ『キスマイどきどきーん!』ドラマ企画第1弾 として「BE LOVE」の情報が解禁されると、Twitterの話題の人気度を示す「トレンド順位」を一日中独占するほどの話題となりました。
その衝撃的な予告動画とあまりに美しいポスターの効果で今までキスマイに興味のなかった層まで「なんだか公式で凄いことが起きている」とういうツイートが絶え間なくながれ最近流行りの「BL」BOYS LOVEに参入か。という話で持ちっきりとなりました。
が・・実はこの作品の「BE LOVE」通称「BL」はボーイズラブの「BL」ではなく「〜せよ」「存在する」という命令形の「BE動詞を使った」英語の造語なのです。「愛せよ」ですね
その命令は上記で書いてきたような「宮玉・たましいの命令」であり「ソウルメイト」としての結びつきによる「BL」なのです。
【宮玉】というジャンル キスマイ宮田俊哉・玉森裕太 BE LOVE たんまみーや まとめ
彼らがジュニア時代から歩んできた棘の道を知っているファンにとって、「BL」と分類されると違和感を感じるのは、既存の「BL」とは全く異なる世界観を共有しておりすでに「宮玉」という分野が確立され浸透しているためです。
とはいえ「ジャニーズが公式BL作品出すらしいよ」と言って興味を持ってくださったかたがたをも【ウエルカム】で迎える事ができるのがキス担の今までに培ったキャパの広さです。
「BE LOVE」に興味をもって下さった方がたが、早速宮玉のこれまでの歩みを履修して「宮玉」という世界を理解したというツイートが日に日に増えています。
▼▼▼キスマイ玉森裕太 誌上初2回目のanan 2/10号▼▼▼