フラメンコ/神様(ギターさん)と練習をしてみよう/神様とコンタクトを取る方法など

フラメンコ

フラメンコ/神様(ギターさん)と練習してみよう/神様とコンタクトを取る方法など

練習をする時、ギターさんはいますか?フラメンコは歌とギターと踊りが絡み合って駆け引きをするところに何とも言えない魅力が生まれます。私の通っている教室はオーナーさんがギターさんなので毎回30分は必ずギターが入ります。30分ギターさんがいない状態でのレッスン、30分ギターさんがいる状態でのレッスンをすることによって、いない時はシンプルにリズムの勉強をすることが出来、ギターさんが入る30分でグルーブ感を感じながら踊ることが出来ます。

でもオーナーさんが踊り手さんの場合、月に1回や本番前に数回ギターさんに入ってもらって・・・というお教室もあるようです。ですので、ギターさんと練習したいときはどうすればいいのか、ご紹介します

スポンサーリンク

ギターさんと練習するメリット

ギターさんと一緒に練習するとなにがいいの?

普段は踊り手である先生から踊りて目線のアドバイスをいただくことが多いと思います。ギターさんとお稽古すると何がいいかというと、いつもと違った立場のプロからアドバイスを頂けるという事です。ギターさんは「音のプロ」です。音に関して本当に厳しい耳でアドバイスを下さいます。あまりに厳しくて

「このやろ~~~~~~っつ!!」と思う事もしばしば( ´艸`)

自分の改善面もいい面も、踊り手視線とはまた別の角度から引き出してくださったり。踊り手の先生から見た改善部分、ギターさんから見た改善部分をシッカリと確認、そして自分のいい部分も客観的に伝えていただき、普段の自主練習に組みこんでいくことで上達や深まり方が倍速されます。

スポンサーリンク

フラメンコ ギターさんと自主練する為には

ギターさんとコンタクトを取ろう

フラメンコを上達するためには地道に自主練習を重ねることが大切です。メトロノームに合わせて基礎練や振りの練習をした先は、フラメンコのノリを会得するためにギターさんと練習をしてみましょう。と言っても、ギターさんの知り合いなんていないわ、どうやってギターさんとコンタクトを取ったらいいの?と思う方がいらっしゃると思いますのでいくつかパターンを紹介したいと思います。

先生に紹介してもらう

教室の先生に教室に来てくださるギターさんを紹介してもらいましょう。この場合のメリットですが、

  • お教室に時折来てくださっている顔見知りのギターさんなので安心感がある
  • 構成が説明しきれなくても、なんとなく察してくださる。
  • レッスンの前後に自主練を設定できるので時間のロスがない
  • レッスンの前後に自主練を設定できるので交通費をひいてくれる可能性がある

デメリット

  • 構成を覚えている場合があるので、自分の踊りで伝えられているのか判断できない
  • 先生を通すので流れで個人レッスンになり費用が高まる可能性がある

ということがあります。が、最初は不安なのでこの方法がいいかも

ギターさんのサイトから申し込む

あこがれのギターさんのサイトを見てみましょう。個人伴奏レッスンOKなどと書いてある場合、サイトから申し込みましょう。書いていない場合は問い合わせをしてみましょう。

OKなら場所と時間を決めて自主練に入ってもらいます。この場合、最初にしっかり伴奏料金をお聞きしておきましょう。交通費が必要かどうかもお聞きします。

ご自分のスタジオをお持ちの場合、レンタルスタジオなどに出張していただくよりも安く済む場合があります。フラメンコにはお金が掛かりますので、一番効率的で安い方法を探しましょう。

ギターさんが主催しているサークルに行ってみる

自主練とは異なりますが、ギターさん主催のサークルに参加してみましょう。ギターさん主催ですので他のギター練習生さんも参加されていたりします。

普段、踊りの練習生とは一緒にいると思うのですが、ギター練習生さんとも交流を持ちお互いに刺激しあうのも上達スピードを上げる秘訣です。

ギター練習生さんとお話しするとわかるのですが、ギターさんはとんでもないぐらい練習をされています。インプット量が半端ないです。

私はギター練習生さんとお話しするようになってから自分の甘さに気づきました。

あることで衝撃を受け、この春から秋にかけて自分のフラメンコに対する姿勢ががらりと変わったのでご紹介します。

スポンサーリンク

フラメンコの音楽的成り立ち

フラメンコは三位一体と言われています

三位一体のうちわけ

フラメンコは「三位一体」と言って、カンテ(歌)とトケ(ギター)とバイレ(踊り)がセッション、融合し成り立っています。

以前フラメンコの歴史と魅力 知っている人にも知らない人にも是非読んでほしい

こちらの記事でも書いた通り、フラメンコは歌から発生しました。

スペインで「フラメンコ」とだけ言うと「歌」を指すほど歌が重要です。日本の民謡も歌ありきで尺八などは歌い手に合わせて追いかけるように音を合わせます。(私の父が尺八奏者なので尺八で説明しました)

それと同じでフラメンコも唄先行でギターがついていきます。

しかし踊りが入る場合は全体の指揮を執るのが踊り手になります。重要なところで踊り手が合図を出しながら、曲が展開されて行きます。

プロギター様は神様仏様・もしかしたら聖徳太子?

フラメンコの一番重要な部分を受け持つ歌い手、フラメンコの全体を指揮するバイレ(踊り手)それを調整し、しかも自身も輝くギターさん。

どう見てもギターさんが一番、大変です。ココだけの話(( ´艸`))カンテもバイレも、特に練習生の場合は自分の事に必死で結構好きなように進めていってしまいます。

そんな2者の思惑を全部拾い上げるギターさん。プロのギターさんは本当に神様仏様・聖徳太子様の領域にお住まいではないかといつも思います。

少なくとも私が接しているプロのギターさんは、神様揃いです。

スポンサーリンク

フラメンコの神様が出来るまで ギター練習生さんが神様になるまで

フラメンコギター練習生さんの知識と練習量

神様の卵

今まで接するギターさんはすでに神様として出来上がったプロの方ばかりでしたので私は「やって(合わせて)もらって当たり前」な状況でした。自分とレベルが違いすぎると本当に雲の上のお人のような感覚になります。が、この1年ほど複数のギター練習生さんと練習やお話をする機会を得ており、その時にギター練習生さんの音楽的知識量の多さ深さと練習量の多さに驚きました。

バイレ練習生(サンプル・たこ)はどうしても身体を動かすほうの練習がメインとなり、なかなか「音楽的」な勉強をする時間を多く摂るのが難しいのでついつい後回しになってしまいがちです。というか、私は10年間、振りを追うのに必死で音楽的な勉強は「やらないといけない」と思いつつもついつい後回しにしていました。

が、昨年から交流しているギター練習生の方々は、まず「音楽的」な知識があったうえで質問をされてきます。

「音楽」の基礎は持っていて当たり前、がスタート地点なので話をしていてもこちらの説明しきれていないところまでしっかりと意図をくみ取ってくださいます。練習生なのに!!!!

「・・・・・神様の、卵。ここにあり!!!」

と思わずご本人に向かってつぶやいてしまいました。きょとん、とされましたが。スタート地点が違っていたのか・・・・

神様の卵の状況判断 適応能力

神様の卵である彼らは、状況を判断しすぐに適応する能力を日々鍛えています。ギターのお師匠のアドバイスを受け、早々に改善していくのを目の当たりにしその吸収の速さに驚きました。

自分もバイレのお師匠のアドバイスを自分なりに真剣に聞いていると思っていましたが、真剣さの度合いが違いました。ギター練習生さんはその場で改善できないと命がとられる、ぐらいの切迫感で自分の課題を改善していきます。私の場合は「あ・・・わかりました~~~~分からないけど へらへらへら~~~~」ってな具合で同じフラメンコに対峙しているものなのかと思う程、温度差を感じました。

これは同じ「練習生」と名乗るのもおこがましく感じ、恥ずかしく思いました。反省。

同ジャンルの他楽器の同じ立場の人を見たからこそ、客観的にわかること

同じバイレ練習生の練習を見ていても同じぐらいの衝撃は受けなかったと思います。なぜなら客観視できないから。

でも同じフラメンコに携わる他担当のギター練習生さんについては一歩引いたところから見れるので、彼らの姿から自分の理解度や真剣さの甘さがダイレクトに衝撃となって伝わってきました。

スポンサーリンク

フラメンコ/神様(ギターさん)と練習してみよう/神様とコンタクトを取る方法など まとめ

ギターさんとお稽古するメリットは技術面場ばかりではありません。自分の気づかなかった自分を引き出してくれる力がギターさんにはあります。

グループレッスンではなかなか一人一人にギターさんからアドバイスをいただくことは難しいと思いますので、定期的に自主練へギターさんに入って頂きましょう

【フラメンコ・香水・薔薇 関連人気記事】

ギターさんとの絡み関係の記事は下記にもあります。是非お読みください。

フラメンコにおけるリズム音痴がアセント(アクセント)を見つけるコツ

 

タイトルとURLをコピーしました