「切れよい フラメンコ」 体幹を鍛えよう(ヨガ ピラティス スクワット)
私のサイトに「フラメンコ 切れよい」という2字検索で訪問してくださった方がいらっしゃるようです。(ちなみにGoogle検索から私のサイトに来てくださった方のキーワード結果ですので、検索キーワード一つ一つに関連はないと思われますが、この日、柚香光さんと水美舞斗さんという検索ワード♪で来てくださった方もいらして並んでいるので嬉しくてスクショ)
「切れの良い踊りを踊りたい」のか、「切れの良い音を出したいのか」どちらかな、と思ったのですがどちらの「切れの良い フラメンコ」にも必要なのは体幹です。
体幹を鍛える為に必要なのは、「筋トレ」と「筋肉を使いこなすためのバランス」です。
どうしても振りに追われがちで根本の「身体づくり」がおざなりになりがちなので今回はこの「身体づくり・体幹を鍛える」という点から「切れの良いフラメンコ」についてお話しします
「切れよい フラメンコ」 体幹を鍛えよう( ヨガ ピラティス スクワット)
「切れがいい」とは
「キレがいい」という言葉をよく聞いたり使っ救しますが「キレがいい」とはどういう状態でしょうか?普段曖昧に使っている言葉というのは多いので、どんな言葉も一度調べてみるとイメージがわきやすくなります。
- 身体的な感覚や感度などが鋭いさま
- 人などの才能や考えに優れた点が際立っているさま
「身体的な」感覚や感度と、才能や考えなど「内面的」な2つの違った部位で同じ言葉が使われているのですね。面白いですね。
「フラメンコにおける切れの良さ」はどちらに当てはまるのかな、と考えてみましたが「どちらにも当てはまる」のですよ。
じゃあ両方鍛えるためにはどうしたらいいかというと・・・
私はまず身体的にはピラティスを取り入れています。
「切れのよさ」を手に入れるための手段
ピラティス
ピラティスは「ジョセフ・ピラティス氏」が「全身の細かな筋肉と精神を自分自身でコントロールするための学問」と提唱したメソッドで、脊柱 (背骨) や骨盤の動きに焦点動きに焦点を当てたエクササイズです。
ご自身が背骨に異常のある「くる病」で、研究を重ね「背骨と骨盤」を筋肉を使って整える運動を開発、1914年に第一次世界大戦勃発時、イギリスにて敵国人として捕われ、マン島の収容所に送られその収容所で寝たきりで動くことも大変な患者に対して自身のメソッドを分け隔てなく施していいました。
リハビリとして採用されている運動です。
もともと日常的にヨガを行っている私は、興味本位で体験しに行ったのですが、その医学的根拠の説明の入った具体的な指導に感動しました。
子供は感覚的に何でも取り組むことが出来やすいのですが、大人は危機管理ブレーキが発動し、どのようなものに対しても「根拠」を求めるようになります。
ピラティスはそのような大人の欲求にひとつ一つ納得のいく根拠を提示しながら丁寧に進めてくれるので、脳のストッパーも取れやすくなり取り組みやすくなります。
普段は撮影禁止ですが許可をいただいて撮影させていただいたのがこちらの2つの記事になります。
猫背に悩んでいる、など具体的に不便を感じている場合、ピラティスの体験で身体と背骨の構造と筋肉の仕組みについての説明を受け理解するだけでも脳が納得して、日ごろからの身体に対する習慣の意識改善ができます。
身体の仕組みを知っているか知らないかで、この先10年後20年後迄フラメンコを続けられるか、フラメンコだけでなく30年後40年後日常的に自分の足で歩けるか、が変わってきます。
背骨が整うと芯が通るので「切れのいいフラメンコ」の土台が整います
ヨガ
私の部屋です♪いつでもヨガが出来るようにしています
ヨガと一口で言っても沢山の流派があり、正直どれを選んだらいいのかわかりません。ですので、私はフラメンコ教室の並びにあるホットヨガのスタジオに通うようになりました。
このようなスタジオの良いところは、様々な流派のメソッドを取り入れて誰にでも取り組みやすいプログラムを多数用意してくれているところです。
それらを一通り受けまくり、自分に合っていると思う流派のヨガを中心に受講するのが私のヨガの受け方です。
私はヨガは「身体を鍛える」のが目的でなく、フラメンコのレッスンの後の「リラックス」と「美容」を目的として通い始めましたので、「リンパヨガ」や「リラックスヨガ」「美脚ヨガ」などの内面的にリラックスできる系のメニューを受けています。
が!!一つだけ少しハードな「太陽礼拝」を自宅で続けています。
太陽礼拝はベーシックなヨガの動きや精神を網羅した動きだと私は感じました。「礼拝」とついていますが私はエクササイズとして取り入れています。
ヨガで内診の癖を付ければ内面的に軸が出来「切れの良いさま」の2つ目がクリアできます。
ヨガの記事はこちら
スクワット
自宅で筋トレをして身体の軸を作り切れのある動きを身に着けたいのなら、私はスクワット一押しです!!!
私がスクワットのよさを教えていただいたのはフラメンコでではなく「クラシコ・エスパニョール(スペインこれん舞踊)」の教室に通っていた時です。
クラシコ・エスパニョールはフラメンコとよく似ているのですが、優雅な動きや回転の多いスペイン舞踊となります。
そのクラシコのお教室のレッスンでは「スクワット」に始まり「スクワット」に終わりました。スクワットで鍛えられるのはお腹の中心の下「丹田」と「内もも」です。
人間が動けなくなって一番最初におちる筋肉はどこかご存じでしょうか。
「内もも」です。あと「お尻」の筋肉である「大殿筋」です。この2つが減ることで身体全体のバランスが崩れていきます。という事はここは常に意識して鍛えておくべき箇所です。実は私、仕事で運動指導も行っておりスポーツ解剖学は必須で泣きながら(苦笑)勉強し、今では面白くて時間があれば筋肉について調べています。
フラメンコ的にも、日常的にも、スクワットで「内もも」と「おしり」を鍛えることは必須です。是非取り入れてください
「切れよい フラメンコ」 体幹を鍛えよう(ヨガ ピラティススクワット) まとめ
「切れの良い フラメンコ」を求める場合、振りなどの視点からは先生のアドバイスを素直にそのまま受け入れ実行するのが先決です。
振りと同時に少し「フラメンコ」から離れ「身体づくり」に意識を向けてみましょ。
私が身体づくりでお勧めするのは上記の
- ピラティス
- ヨガ
- スクワット
です。どれがご自分に合っているのかはわからないので、まずは一度体験することをお薦めします。
ピラティスとヨガは、身体の内側の組織にアプローチする動きが多いため、間違った動きをすると大きなけがに結び付きます。家ヨガなど行う場合も怪我のリスクを減少させるため私は最初はプロのいる場(スタジオ)でレッスンをうけたのち行う事をお薦めしています。
余談 同じ日のキーワード検索「柚香光」「水美舞斗」
この「フラメンコ 切れよい」というキーワードで検索された日、
- 柚香光
- 水美舞斗
という検索キーワードで私のサイトに来てくださったかたがいらっしゃいます。
このお二人は宝塚歌劇団花組のスターさんです。
柚香光さんはダンサー系トップスターとして花組のトップ男役を務めておらっしゃり、水美さんはダンサースターとして「筋肉番長」の呼び名を戴いている方です。(・・・・私の周りはマイティ―さんを筋肉番長と呼ぶんですが、それであってますよね?)
お二人とも宝塚を代表するダンサーなのですが「ダンスオリンピア」という作品で本格的なフラメンコを踊ってくださいました。
フラメンコが専門ではないのお二人が本格的なフラメンコ(ファルーカ・アレグリアス)を何故あんな短期間のお稽古で会得することが出来たのか。
それは日ごろからの切れの良い身体の鍛え方と、精神的な切れのよさをもっていらしたからだと思います。
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