スペインのお正月の迎え方 12粒の白ブドウとプエルタ・デル・ソルにある時計台の鐘
12月24日からまり1月6日まで続くクリスマスシーズンの途中にあるお正月は、スペインにとっては祝日の1つという位置づけです。キリスト教徒の国ではクリスマスの方が大きなイベントなのです。
でも最近は世界的に中継で結ぶのでスペインのお正月も少し規模が大きくなってきました。今回はそんなスペインのお正月の迎え方についてご紹介します。
スペインのお正月の迎え方 除夜の鐘と12粒の白ブドウ
スペインの除夜の鐘
日本では煩悩の数108回鐘をつき厄を落としますが、スペインでは12回鐘をつきます。マドリードのプエルタ・デル・ソルにある時計台の鐘が12回鳴らされます。
日本では各地それぞれ除夜の鐘が鳴らされますが、スペインではプエルタ・デル・ソルにある時計台の鐘だけが鳴らされます。ですので1962年から毎年国営放送でこの年越しの風景がスペイン中で放送されるようになりました。
この建物は『el famoso reloj』「あの有名な時計台」と呼ばれています。
12個の白ブドウ
この年越しの鐘に合わせて12個の白ブドウを食べるのが習わしとなっていますが、これはもともと言い伝えがあるわけではなく100年ほど前、ブドウが大豊作の年があり破棄するのが勿体ないのでみんなで一斉に食べてしまいましょう、というのが起源です。
ちなみにスペインのワインは安くておいしいのが特徴です。
12粒の白ブドウの食べ方
プエルタ・デル・ソルの時計台の鐘が3秒に一回、鳴らされます。
広間に集まった人はその鐘をききながら、直接行けない人は国営放送のライブ番組を見ながら(しかも画面に12の点が表示され、鐘が鳴るたびに一つづつ点滅する!!)12粒の白ブドウを食べます。
実際にやってみると・・・・かなり!!!大変です!!!お気を付けください。
日本との時差
日本とスペインとの時差は8時間です。ですので日本で元旦の朝8時に白ブドウを用意しておけばスペインのお友達と一緒に年越しを祝うことが出来ます。
スペインの年越しの言葉
日本では「あけましておめでとうございます」
スペインでは「¡
となります。是非覚えて下さいね♪
スペインの大みそかと三が日
スペインでは大みそかも三が日も平日ですのでいたって普通にお仕事をします。学生さんは冬休みです。
しかし最近は大みそかを半日休業にしたり、1月2日に個人的に休みをとったりする人が増えてきました。大みそかの半日はなんとなくわかるのですが1月2日に休みを取るのは大みそかから元旦にかけて徹夜して飲み明かす人が多いからです。
備えあれば憂いなし( ´艸`)
スペインのお正月の迎え方 12粒の白ブドウとプエルタ・デル・ソルにある時計台の鐘 まとめ
国が変われば同じ祝日でも重要度は変わりますが、重要度がかわっても世界中で一斉に祝うのはこのお正月・元旦だけです。
是非世界中の仲間と一緒にその土地の風習でお祝いしましょう♪