フラメンコの素敵な歌詞/Mirabras ミラブラス/私の髪から移り香が
一度だけ習ったことがあるのですが、アレグリアスのもう少しソレアに寄った系、という感じ。コンパス(リズム)も12拍子のアレグリアスで歌の部分に「♪ミラブラ」と出てくる感じでしょうか。
やたら香辛料が出てきたのを覚えていますが、香辛料ってエキゾチックセクシーの代名詞ですよね。
今回はそんなミラブラスの歌詞をご紹介します
フラメンコの素敵な歌詞/Mirabras ミラブラス/
no se vaya usté, salero,
castañas de Galarosa
vendo camuesa y pero.
Ay, Marina,
vendo naranjas y son de la China
batatitas borondas y suspiritos de canela
melocotones de Ronda y castañas como bajean.
ようこそ私の素敵なお店にいらっしゃいました
どうぞおよりなさい、塩入れ
塩・栗
なんでも売っています。
ああ、マリーナ、
オレンジもありますよ、これらは中国からです
ロースト・サツマイモとシナモンスティック
桃と栗もどうぞ。
Y hasta la cabeza
de mi gitana
huele a mosqueta
y yo la quiero
y de vergüenza
no se lo peno.
私の髪から
愛するジプシーの
香辛料のような官能的な移り香が
彼女を愛してる
そして恥ずべきような
後悔はしていません。
南アンダルシア地方の朗らかな曲調で生活に密着した題材が歌われています。過酷な労働の小休止などの合間に歌われていましたが、カフェ・カンタンテに進出してからは人気曲の一つになり踊りが付きました。
Mirabras ミラブラスの動画
歌だけの動画なら沢山あるんですが、バイレ(踊り)の付いた動画は少ないですね。
動画を見るとわかるのですが構成はアレグリアスとほぼ同じです。歌詞にミラブラと出てきたらミラブラスなのかな。という感じ。
「これ、ミラブラスかな?」と思って確かめたら「カンテーニャス」とクレジットされていたり。ミラブラスはカンテ―ニャス系なのでカンテ―ニャスで間違いないのです。フラメンコの曲種わけは難しいですね
フラメンコの素敵な歌詞/Mirabras ミラブラス/私の髪から移り香が まとめ
アンダルシア地方で生まれた曲で仕事の合間に歌った歌なのでセクシーな場面を歌ってもやはり陽気なリズムを持ちますね。
カフェ・カンタンテで人気になったのは地方色のあるものだったからではないでしょうか。アンダルシアの朗らかな雰囲気が受け入れられたのだと思います
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