キスマイのプレバト先駆者・北山宏光 「ついに」俳句タイトル戦王者に!金秋戦高視聴率獲得
スマホ死す 画面に浮かぶ 指紋と月
2021年9月30日(木)「プレバト!!3時間スペシャル」秋の俳句タイトル戦「金秋戦」が開催され「名人位」の居並ぶなか唯一の「特待生」キスマイ北山宏光さんが見事優勝・秋のタイトル戦覇者となりました。
この北山さんのタイトル取得はただの冠位ではなくキスマイファンにとっては「ついに」と表すことの出来るタイトル王者誕生となったのです。
今回はなぜ北山さんのタイトル王者が「ついに」なのかお話しします。
キスマイから初めてプレバトに挑戦したメンバー 北山宏光
プレバトに挑戦するキスマイメンバー
キスマイから人気番組「プレバド」への出演と言えば「俳句コーナー」での名人修得者・横尾渉名人・千賀健永名人が思い浮かびます。千賀健永さんは「俳句」以外にも絵画部門・服飾部門でも活躍されています。
他に宮田俊哉さん・二階堂高嗣さんも定期的に俳句に挑戦されているのと、2021年は藤ヶ谷太輔さん・玉森裕太さん(玉森さんは2回目)が出演しました。
その中で一番最初にグループとして新しい分野であるプレバトに挑戦したのが北山宏光さんだったのです。
初登場時の名セリフ 「俺の才能が止まらねえ!」 北山宏光
初登場の時「盛り付け」コーナーと「俳句」コーナーに出演した北山さん。
「盛り付けコーナー」では1位になって「俺の才能が止まらねぇ」という名台詞をぶっぱなち一時期流行になりました。その後
ポロポロと食べ放題だ雪あられ
という俳句を詠んで13点のぶっちぎり最下位だった北山さん。(でも滅茶苦茶可愛らしい俳句だと思います)あれから6年。後から挑戦したメンバーが級位を上げていく中、特待生として出演を続けました。
北山さんの場合、フロントメンバーとして歌は勿論、ドラマや舞台でも活躍しており、しかもリーダーを置かないという特殊なグループ環境の中、長兄としてグループをまとめる役目も自然と任されておりメンバーもそんな北山さんに頼る場面が度々みられることから、誰よりも体力的・精神的負担も大きかったことと思います。(勿論他メンバーもそれぞれ忙しいですが)
度々きらめきを放ってきた、キスマイ北山宏光の俳句
上記のように初出場ではポロポロと食べ放題だ雪あられとまるで小学生のような可愛らしい俳句を詠んで周囲を沸かせた北山さんですが、「勉強家」「闇錬・コソ錬の北山」と呼ばれるだけあってきっと大変な努力をされたのでしょう、度々きらりと光るような、読んだ人が「ああ、わかる」と思わずうなずくような俳句を詠まれ、才能を表してしました。キスマイのファンなら北山さんの俳句をよむと「あ、あのことかな」とキスマイとしての活動が思いあたり嬉しくなることがあります。
ファンと共有できる想いの詰まったキスマイ北山宏光さんの俳句
忘れるな冬晴れ越えて東北へ
キスマイはデビュー発表とデビューの間に東日本大震災があり、用意されていたデビュー曲が応援歌の色合いを強くアレンジしなおして発表されました。詳しくは横尾さんの句を取り上げたこちらの記事で
2月12日|夕虹や デビュー知らせし 茶封筒|キスマイ茶封筒の日
手袋を 外して撫でる 猫の喉
この句を発表した時、北山さんは「トラさん」という作品を撮影していました。事故死した北山さん演じる主人公が猫に転生し家族の元に帰ってきます。
ペン止めて FMさがみ 聴く秋夜
この句は東大王との対決で、そんなに期待をされていなかった特待生北山さんが最終的に勝負を決することになった時の句です。結果チームを優勝に導きました。この後FMさがみさまが定期的にキスマイ特集を組んでくださるようになりました。
花栗や 肌に張り付く ツアーロゴ
コロナ禍の中、有人ライブが出来ず生配信として「Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOME」が2021年5月14日・15日・16日行われました。会場は非公開だったものの、思い出深い西武球場(メットライフドーム)
秋声や 台詞をなぞる 蛍光ペン
ドラマ出演や24時間テレビなどの出演が続いている北山さん。「とらさん」「ミリオンジョ―」「でっけぇ風呂場で待ってます」「ただ離婚していないだけ」「正義の天秤」。それらの台本に蛍光ペンを走らせる北山さんが目に浮かびます。この句を詠むことにより2021年金秋戦決勝への切符を手しました。
下記2つは、歌詞も作る北山さんらしい感覚のある俳句だと感じます
湯豆腐や くるりくるりと 昆布(こぶ)回る
葉桜や 融氷の音の グラスより
「スマホ死す 画面に浮かぶ 指紋と月」 キスマイ北山宏光
「バッテリー切れ間近」という過去最高難度のお題が出された2021年金秋戦決勝。
オープニングでは北山さんのことなど相手にならないといったような雰囲気の中「目も合わない」と自虐コメントを出し場を盛り上げるさすがのエンターテナーぶりを発揮。
そんな場を盛り上げるプロとしての北山さんの表情が、結果発表が進むと同時に崩れていきます。永世名人を含む優勝候補が早々に戦線離脱。キスマイ横尾名人含む数人に絞られてきました。
今回は惜しくも決勝に進めなかった千賀名人もコメントしたように「キスマイ・ワンツーフィニッシュ」が願い・目標で、その夢に一歩一歩近づいています。
そんな中、名人7段横尾さんが2位にランクイン。横尾さんから北山さんへ1位を託す視線がおくられます。一瞬、横尾さんの目に「悔しい」という光もさしました。この「悔しい」という気持ちこそ大切で、また一段上のステージへと昇るきっかけとなる事でしょう。横尾名人の次回が楽しみです。
いつも冷静に場を読みながら盛り上げる北山さんですが、テレビ画面からも徐々そのような冷静さをが消え焦っているのが手に取るように伝わってきます。そしてそんな姿がとても可愛らしく、愛おしく感じたのでした。
他出演者が立ち上がって拍手を贈ったキスマイ北山宏光・タイトル王者発表
1位と最下位が残された発表。
お祈り姿勢で明らかにいつもより冷静さを失った可愛らしい北山さん。
「北山宏光!!」
王者の名前が発表された瞬間、その場にいた他の出演者が反射的に立ち上がり心からの笑顔立ち上がり北山さんに拍手を贈ったのでした。
その様子からも北山さんが、そしてキスマイメンバーが現場からとても愛されている事が伝わってきました。
スマホ死す 画面に浮かぶ 指紋と月
まるで【ただ離婚してないだけ】の正隆を彷彿とさせる句ですね。この句の【死】【画面】【指紋】【月】も北山さんと私たちの秘密の共有かもしれません
▼▼▼タイトル戦が行われていたのと同時進行で主演を務めていた「ただ離婚していないだけ」この作品で「役者・北山宏光」の存在を大きく知らしめることになりました▼▼▼
キスマイのプレバト先駆者・北山宏光「ついに」俳句タイトル戦王者に!金秋戦高視聴率獲得 まとめ
俳句採点を担当する夏井いつき先生が
「あなたでしたか」と溢れんばかりの満足げな表情で感慨深そうにつぶやかれました。
「びっくりしましたね、東さん(東国原)の句だと思ってた!まさかこの子!?と驚いております」と大絶賛。北山さんが永世名人級の俳句を詠んだことがこの評からもわかります。
観覧していたメンバー千賀健永名人もメッチャいいですね…メッチャ良いしか出てこない」と言葉にならない様子でした。
関西地区15.1%という高視聴率で番組にも貢献しました。
俳句のタイトル戦 はこれで
- 千賀健永:2018 冬麗戦優勝(1月)
- 横尾 渉:2020 冬麗戦優勝(1月)
- 横尾渉:2021 春光戦優勝(4月)
- 北山宏光:2021 金秋戦優勝(9月)
となり、夏のタイトルを獲ればキスマイとして四季を抑えた事になります。
今プレバトに参戦するジャニーズが増えてきましたが北山さん以前は少なかったのです。ですのでグループの先陣だけでなく事務所の先陣としても新しい分野を開拓した北山さんのタイトル王者君臨はまさに待ち望んだ「ついに」の喜ばしい出来事だったのです。
今後もキスマイメンバーで切磋琢磨しながら更なるステージに進んでいってほしいのと共に、実力でこうやってゴールデンタイムの茶の間を盛り上げられるキスマイの強さに今後「ゴールデンタイムでのキスマイ冠番組」への期待が高まりました。
因みに度々俳句で衝突する北山さんと千賀さんは、年の差の大きいグループの中でも長兄(北山)と末っ子(千賀)という関係で、しかし冠位は末っ子千賀が名人というとても面白い関係ですので、その点も抑えておくと更に番組を楽しめます。
グループの中でもいつ勉強しているのかわからないほど超多忙な北山さんが、その中で本人しか詠めない内容でしっかり結果を残していく格好良さ。
さすがは漫画の主人公に例えらることのある北山さんです。