フラメンコ 自分の姿を動画に撮ってみよう +15センチの意識 

フラメンコ

フラメンコ 自分の姿を動画に撮ってみよう +15センチの意識 

自分の練習中の姿を動画で見た事があるでしょうか?

きっとフラメンコを始めた頃から【目線を上げて】【肘を落とさない】【もっと大きく空間を使って】と言われ続けているので誰しも意識はしていると思います。

その結果をちゃんとチェックしているでしょか?

今回は今からすぐに出来る上達の秘訣をご紹介します。

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自分が想像している姿とは全く違う本当の自分

繰り返し指導される言葉

【顔を上げなさい!床にお金は落ちていませんよ!!!】

フラメンコを習う前通っていたクラスコ・エスパニョール(スペイン古典舞踊)のお師匠様がよくおっしゃっていたお言葉です。

フラメンコに移ってからも、同じように先生に【顔を上げましょう】【肘が落ちないように】と繰り返し言われます。

フラメンコを始めた当時は必死すぎて【顔どころちゃいますねん・・・】などと心の中で思っていました。当時の私の罰当たりモノめが!!

習い始めた頃から何度も何度も指導されるので、さすがにトロい私でもちゃんと意識して上げているはずなのにまだ言われる。本当に上がってないの?不思議・・・

自主練中に動画を撮ってみた

ちゃんと意識して上げているはずなのに、余りに注意される。レッスンは動画を撮れないので自主練中にiPhoneで自分の姿を撮ってみたら・・・

自分の想像していた姿とは全く違う自分の姿が映っていました。

  • しっかり前を向いているはずの顔は下を向いていて、視線も下に落ちている。
  • ちゃんと肘を張っているはずなのに身体の後ろに倒れている
  • 指先まで神経を巡らせ、美しく動かしているはずなのに緊張感なく見苦しく動いている手
  • 身体全体を使って踊っているはずなのに、何をしているのか全く分からない動き
  • 特に肩甲骨・腹斜筋のあたり、気持ちは大きく動かしているのに映っている自分の身体は一ミリも動いていない・・・のに、ぐにゃぐにゃしていて気落ち悪い動き

なんだこれは?脳内にある自分の描いていた自分とは全く違う自分が映っている・・・

ショッキングでした。

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一度、自分の姿を携帯で撮ってみよう

自分の姿をレンズを通して確かめてみよう

レッスン中は鏡を見ながら練習をしていると思います。踊りながら少し興奮した状態で。人間の脳というのはとてもよく出来ていて自分が見たいものだけを見る機能が備わっており、自分が見たい姿に修正され変換されます。脳は嘘をつくのです。

ですので【レンズ】という無機質なものを通して自分を見てみます。

発表会やライブ、レッスンなどの興奮や緊張した状態ではなく自主練で冷静な状態で踊っている素の自分を撮ってみます。そして、動画をチェックします。

踊りながら鏡に映る自分をチェックしている時より、数倍冷静な状態でチェックできます。

また冷静な状況で踊ってる自分ですので、きっと普段以上に顔を上げたり肘を張ったっり、しっかり身体を使って踊っているはずです。

が!!

大半の人がきっとそこには上記「自主練中に動画を撮ってみた」の項で記述した私のような自分が映っているはずです。冷静な状態で気を付けて踊ったはずなのに、です。

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+10センチじゃ足りない。+15センチの意識

+10センチで実験してみた

そこで私は、すべてにおいて+10センチの意識をもって動いてみました。

目線・肘・腕のあげ方・肩甲骨・腹斜筋・太もものあげ方など。すべてにおいて+10センチで動き、動画を撮影。

正直、自分的には【上がりすぎだろう】と思いながら。

チェックしてびっくり。

体感的に上がりすぎだと思っていた目線も肘も腕のあげ方・肩甲骨も腹斜筋も太もももも、ギリギリセーフのラインで上がっているか、やっぱり下がり気味なのです。

体感的には上がりすぎ、と思える+10センチでも・・・・!!

+15センチで実験してみた

そこで、あと5センチ+して踊りなおしてみました。体感的にはそんなに上げていいのか?と限界と感じる上げ幅です。

動画をチェック。

丁度いいぐらいの目線・肘・腕のあげ方・肩甲骨・腹斜筋・太もものあげ方となりました。わたしの場合は普段の動きに+15センチあげる意識をもって動く必要があったのです。

この上げ幅は人によって違うと思われますが、私のように「ちゃんと上げているはずなのになぜか注意される」という人は思い切って+15センチぐらいの意識で動かしてみて下しさい。

その時に注意しないといけないのは【肩の位置】です。肩は腕を上げる際も、肩甲骨を動かす際も、絶対に【下に降ろす意識】を忘れないようにしましょう。肩が上がってしまうと頸が短く見えてすべてが台無しです。また、踊り自体も安定感なく、せわしないようにみえます。

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何度も動画を撮ってチェックしよう

最初のうちは撮影できる時は全て動画を撮って自分の動きをチェックするといいです。

何度も何度も、自分の姿を客観的にチェックします。・・・・正直、ツライです。

脳内にあった自分の姿と実際の自分の姿とのギャップ。でも映っているものが本当の自分です。受け入れましょう。

そして、毎回一か所でもいいので改善していきましょう。1回で治らなければ次も1か所だけ集中して直していく。それの繰り返し。欲張って一度に何か所も直そうとしないで1つだけに集中します。

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フラメンコ 自分の姿を動画に撮ってみよう +15センチの意識 まとめ

  • 冷静な状態で自分の踊りを携帯で撮影
  • 実際の自分を確認してチェックしてショックを受ける
  • いつもより+15センチの意識で動いてみる
  • それを携帯で動画にとってチェック
  • めげずにさらに改善して、動画撮影
  • チェック
  • 改善
  • 以下エンドレス

これを繰り返すことで、必ず変化が現れます。

1か月2か月では変化が分からず不安になるかもしれませんが半年前・1年前、そして数年前の自分と比較すると面白い程変わっています。

とはいえ、携帯にすべての動画を残しておくとあっという間に容量オーバーになってしまいます。ですので出来れば一番最初に撮った動画は残しておきましょう。

最初の動画を見ると、あまりにも酷すぎて最新の自分の改善された動画と比べて【自分、めちゃ頑張った】とモチベーションUPにもつながります。

是非、+15センチの意識と練習動画チェックを取り入れてみてくださいね。

きっと変化を感じられますよ。

フラメンコの曲種(種類)リズム別一覧表/2拍子・4拍子/3拍子・12拍子/自由拍子リブレ 

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